アメリカの介護施設で問題発覚

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アメリカで年間数百人単位の高齢者が施設での介護者によるケア不行き届きのために死亡している、という報告が新聞に発表された。政府機関文書や裁判記録などを独自に調べ、さらに700人を超える専門家や医療関係者にインタビューを行うなどしてまとめたもので、1週間にわたって連載記事が掲載された。調査によると、米国内の高齢者ケア施設で1999年に報告された500,000以上の死亡例のうち、餓死、脱水症、褥瘡(床ずれ)が原因とされるものが4,138例あった。米政府保健社会福祉省(DHHS)も今年、米国内の9割の高齢者施設がスタッフ不足の状態にあると議会に報告している。1998年には会計検査院(GAO)がカリフォルニア州にある高齢者介護施設で死亡した62人について死因を詳しく調査させているが、このときも62人中34人が「ひどい扱い(unacceptable care)」を受けた結果、脱水症、栄養失調、褥瘡を原因とする感染症で死亡していることが明らかになった。さらに1999年にはアーカンソー州の 検視官が、1993年から99年の間に起きた高齢者介護施設における約100例の死亡例を検証した結果、このうち30%以上が死亡証明書に不正確な死因を記載されていることを確認した。(St. Louis Post-Dispatch, 10/12-19/2002)

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